鉾田トピックス 身近にある鉾田市の話題をお届け!
「美味しいいちご」と言われるには理由がある~村田農園体験学習ツアー~
真っ赤ないちごを見つけると「わーっ」と嬉しい笑顔に! 小さな一粒に最高の幸せ感がギュッと詰まってる!
鉾田のいちごを「見て・知って・食べて」みよう!
~小学生親子が参加する体験学習ツアー~
全国トップクラスの産出額を誇る鉾田市の「いちご」をテーマに地域を支える農業を知る学習ツアーが開催されました。市内小学生とその保護者1組2名、計10組20名が参加し農業王国茨城県鉾田市の魅力を探ります。
開催日時:令和5年3月4日(土)13:00~16:00
体験場所:村田農園 (代表)村田和寿さん (鉾田市子生796-14)
・鉾田市の農業…いちごの生産について
・圃場見学
・経営について
・いちごの品種食べ比べ・いちごシェイクの試飲
・質疑応答
・お土産のいちご配布
ビニールハウスの中は甘~い香りが充満していました。思いっきり深呼吸したのは編集部だけではないはず!
茨城県の南東部に位置する鉾田市は、太平洋・涸沼・北浦に囲まれた広大な大地を有し、一年を通して温暖な気候に恵まれ、水はけの良い農地は「農業」にとって理想的な環境です。
多種多様な農産物が生産され、農林水産省が発表する市町村別農業産出額(推計)の「野菜」区分において、平成26年から令和2年の7年連続で全国第一位になりました。品目別では、メロン・かんしょ(さつまいも)が市町村別産出額全国第一位です。
鉾田市のいちご市町村別農業産出額(令和2年)は51億円で全国第2位です。
水はけの良い肥沃な「畑」で栽培されたいちごは水っぽさがなく、コクのある味が特長です。「いばらキッス」「とちおとめ」「やよいひめ」などが代表的な品種です。
最初は緊張している子どもたちも、にこやかに話す村田さんにすぐ打ち解けて質問をする場面も
村田農園さんに到着した市内の小学生親子。
早速、いちごを栽培しているビニールハウスへ。大きなビニールハウスがズラリと立ち並ぶ光景は圧巻!
中を覗いてみるとビニールハウスは2重になっていました。
急にポケットからスマートフォンを取り出した村田さんに子どもたちは、首をかしげます。
村田さん:「ハウス内の温度が高くなりすぎてしまうので、換気をしますが開け閉めはどうしていると思いますか?」
子どもたち:「う~ん、手で開けたり閉めたりする!」
村田さん:「これ全部のビニールハウスを手作業だけで?」
子どもたち:「たくさんの人に手伝ってもらう…とか?」
村田さん:「お正月とか、みんながお休みしたい時、村田さん一人になっちゃうときもあるんだよね」
子どもたち:「そっかぁー」
子どもたちは首をひねりながら、一生懸命考えている様子。
ニコニコ笑顔の村田さんがポケットからとり出したのはスマートフォン!
「ん?」子どもたちはビックリした顔で村田さんを見つめます。
村田さん:今はね、スマートフォンで操作することが出来るの。だから、急に雨が降り出したり、気温が下がってきたり、最初に開けたところと最後に開けたビニールハウスの中の温度が時間がかかる分だけ差が出ちゃうでしょ。だからね、こうやって新しい技術も導入してるの。
子どもたちの目がキラキラ輝いたのは言うまでもない。
通信を活用した農業に子どもたちが、興味を持ったようです。
畑の土の力をつけるため堆肥は自分で作っています。
ビニールハウスの中の土をふかふかにしてくれる強い味方のトラクター。よく見かけるトラクターより背が低いね。
いちごを選別する作業場ではたくさんの人が働いていました。中央にはベルトコンベアがあり、作業がしやすそうです。
箱詰めされた村田農園のいちごは銀座千疋屋・日本橋ゆかりなど名だたる名店へ。
特別に用意されたビニールハウスの中には、あまえくぼ・淡雪・やよいひめ・とちおとめ・新品種のいちごの5品種がズラリと並べられていました。
それぞれに、大きさ、形、色、味、香りに特長があります。それぞれ好みのいちごはどれかな?
…ということは、温度管理や植える時期、収穫時期にも違いが出てくるわけですね。それをすんなりとこなしている村田さんてスゴイ!
今回の体験ツアーで、「いちご農家になってみたい」という子どもたちがいるかもしれませんね。
品種ごとに分けられたいちごは、どれもこれも美味しそう!
美味しいからみんな笑顔になっちゃった!
いちごの香りと甘さがたまらなく美味しいいちごシェイク♪ 畑のラウンジハティハティ(村田農園内)で購入できます。
村田さん(中央)と一緒に記念写真をパチリ!
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。