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「第69回文化財防火デー」文化財警防訓練が開催されました!

文化財を守り、子どもたちへ受け継がれていくことを願い防災訓練の実施

文化財防火デーに合わせて、鉾田市汲上の華徳院 汲上観音堂で消防訓練が行われました。

訓練は、汲上観音堂付近の山林から出火した想定で行われ、火事の延焼を防ぐ初期消火や文化財を運び出す手順などの確認をしました。

 

日時:令和5年1月29日(日)9:00~

場所:鉾田市汲上地内 華徳院 汲上観音堂
対象文化財:茨城県指定有形文化財 彫刻 木造如意輪観世音菩薩坐像

 

主催:鉾田市 鉾田市教育委員会 鉾田市文化財保護審議会

協力:鉾田消防署 鉾田市消防団大洋支団(第8分団、第9分団、第10分団)

模擬火点に一斉放水訓練を実施する消防署員、消防団

「文化財防火デー」について

 

昭和24年1月26日に、法隆寺(奈良県斑鳩町)の金堂壁画が焼損したことを契機として、昭和30年に当時の文化財保護委員会(現在の文化庁)と国家消防本部(現在の消防庁)が、1月26日を「文化財防火デー」と定めた。以来、毎年この日を中心に、各都協力して全国各地で防火訓練などの文化財防火運動を展開しています。

鉾田市管内においても、文化財を火災またはその他の火災から守るため、合同消防演習を実施し、文化財保護意識の啓発する事を目的としています。

ー第69回文化財防火デー 文化財警防訓練実施要項より引用ー

文化財警防訓練対象文化財について

 

県指定文化財 彫刻 木造如意輪観世音菩薩坐像は、汲上山東福寺の守護仏とされていた。しかし、明治18年(1885年)の汲上大火災により焼失、廃寺となったため華徳院(けとくいん)の管理となった。

厨子の中に安置されている本尊は、榧(かや)材、一木造で、黒漆塗一部彩色仕上げとなっている。像高87.6cm。

ー第69回文化財防火デー 文化財警防訓練実施要項より引用ー

 

汲上如意輪観世音御開帳

■毎年2月14日・8月9日 午後7時より

文化財警防訓練の様子を写真で紹介

 

火災通報し、重要物品(模擬)を搬出。消火器を使用して初期消火活動を行う。

発煙筒を点火

消防署員・消防団訓練開始

 

サイレンを鳴らし火災現場(訓練場所)到着

9分団は単独で、防火水槽へ放水用ホースを差し込む

8分団は、消火栓へ水利部署し、10分団に中継。10分団は鉾田市消防署大洋小隊に中継。

ホースの中継用ポンプ

ホースをポンプに連結

筒先を持ち、放水の合図を待ちます。

「各部隊放水はじめ」の号令により、約3分間の一斉放水。

消火器を使用方法と消火訓練の様子

訓練する前に使い方の説明

実際に消火器を使ってみよう

今回は、訓練用の消火器を使用しているので中の液体は水です。

消火器は製造年から10年で更新をお願いしています。ご家庭の消火器の日付を確認してみてください。

ちょっと質問! 何してるのかな?

防災訓練が終了したのに、なにやら防火水槽の中を確認している消防署員と消防団員たち。

何を見ているのか疑問に思ったので質問してみた!

>何を覗いているのですか?

■防火水槽内の水の量の点検をしています。

 

>いつも防火水槽は満タンにしておくわけですね。

■そうです。防火水槽内の水の量は決められているのですが、地域や場所によって大きさが異なり水の量も違いますが、この場所は約40t(トン)入っています。

放水には、1分間で約1t(トン)の水の量を使用します。訓練で3分放水していたので3t(トン)ほど使用したことになります。そこで今、消火栓から水を引いて貯水しています。

防火水槽の中を覗いて水の量の点検中

文化財は、先祖が後世へ引き継いできた地域の大切な歴史財産です。火災を起こさないように心がけるのは当然のことながら、いざという時に活動してくれる消防署員・消防団員の皆さんの日頃の訓練や点検の上に成り立つ「安心」の二文字。

消防署員・消防団の皆さんは、地域の守り神です!

取材、撮影等のご協力ありがとうございました。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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