ふるさと納税で日本を元気に!~鉾田市~
1つ1つ違う石の質感と、ふくろうの表情を楽しんでください!
鉾田市在住の彫刻家・芝田さんが大洗海岸の石を使って作ったふくろうの石材彫刻品です。日本では縁起の良い鳥として親しまれているふくろう。その由来は、「福来郎=福が来る」「不苦労=苦労しない」「福籠=福が籠もる」「不老=不老長寿」などの字が当てはまることや、夜行性で夜目が利くため「見通しが明るい」、首が360度回って(首が回らないの反対)開運・招福・お金に困らない「商売繁盛」というところから来ているそうです。
ふるさと納税の返礼品は、ミミズク(カード立て)、フクロウ(カード立て)、玉フクの3種の中から1つが届きます。ふっくらとしていて、豊かな表情、つぶらな瞳のふくろうを身近な場所に飾れば、毎日福が来てくれそうです。
左から、ミミズク(カード立て)、フクロウ(カード立て)、玉フク
石材彫刻のふくろう作りは石選びから始まります。白っぽい花崗岩の多い川の石より、様々な色や種類があって、波が形を作り出す海の石の方が適しているそうです。
最終仕上がりを目利きして石を集めています
石の形や素材に合わせて、1つ1つ手彫りで表情をつけていきます。大きなものは金槌を使って彫り進めます。
ふくろうを制作中
表情は石にあわせます
ふくろうの表情の命である、目を丁寧に磨いたら完成。1つ出来上がるまでに、約半日かかるそうです。
目を磨いています
石本来の滑らかな素材を活かして!
もともと抽象彫刻を作っていた芝田さんが、ふくろうに興味を持ったのは今から10年以上前。「ほっとパーク鉾田」に傷ついた野生のふくろうが捕獲され、初めて見たその表情に衝撃を受けたそうです。そのときのふくろうの目が忘れられなくて、石材彫刻でふくろうを作ろうと思い、展覧会に出展するようになりました。
売れ筋の可愛らしいものではなく、石の素材感を残しつつ、ふくろうの哲学者のような知的な表情を出せるかをテーマに今も彫り続けています。ふくろうは顔が命、特に目に輝きを持たせるように1つ1つの作品に取り組んでいます。
可愛いらしさの中に知的な雰囲気が
東京出身の彫刻家・芝田さんは、25年ほど前に奥様の実家のある鉾田市に移住してきました。大学時代から40年以上続けている石材彫刻をやるためには最適な環境だそうです。今回のふくろうの他、抽象彫刻を本業とし、「ほっとパーク鉾田」のモニュメントや鹿島神宮の時計塔など、地元ゆかりの作品も手掛けています。
ふくろうの石材彫刻は、家の中や外、庭など、和風・洋風を気にせずあらゆる場所に飾ることができますが、手触りがいいので直接ふれてもらいたいそうです。芸術的な作品というより、軽く手に取ってもらえて、「いい表情してますね」なんて言われたら、作家冥利につきます。芝田さんの手によって命が吹き込まれた、ふくろうの石の質感を肌で感じてください。
※写真はイメージです。