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ほんのり甘く、シャキシャキっとした歯ごたえに、お箸が止まらない?
羽生漬物店
茨城の甘落京と赤楽京
☆ほんのり甘く、シャキシャキの歯ごたえがたまらない!
ついついお箸が止まらなくなってしまうほどの、美味しさです。
しっかりと、甘酢がしみこんだ、らっきょう漬けは、酸っぱすぎず程よい甘さが人気の秘密です。
◇樽の中で活きている「らっきょう」!
羽生漬物店のらっきょう漬けは、原料のらっきょうの収穫時期に合わせ、4月頃から始まり、年間分のらっきょう漬けをしています。
まさに、旬の漬物です!
先ずは、生産農家から収穫されたばかりの土付きらっきょうをバラしながら、土を良く洗い落とし根と茎の部分は少し残して塩漬けにし、3か月漬け込みます。
3か月の間に、らっきょうを漬けている樽には美味しさの源となる「泡」が出現します。
◇「泡」の正体とは…
実は、樽の中でらっきょうが、乳酸発酵をしているんです!
一定の期間が過ぎると泡が消えます。 それが、樽から取り出して塩だしをする目安になっているそうです。
樽の中で「らっきょう」は美味しくなるために、活きているんです!
樽から出したばかりの塩漬けらっきょう
樽から出したばかりのらっきょうは、根と茎がまだ残っています。 その部分を食べやすく、いつもの食卓に出されているようならっきょうの形に成型します。
行方市産の採れたて「らっきょう」は、塩づけに続けて塩だしをすると、ふっくらぴかぴかです。
秘伝の甘酢! 羽生漬物店主オリジナルの甘酢は行方市麻生地区の人々の昔ながらのらっきょうの味です。
秘伝の甘酢は先代から教えてもらったものを、羽生氏が手を加え現在の味に仕上げました。
時代によって味の濃さや甘さが違うので、ニーズに合った味を目指しています。
甘酢がらっきょうに染み込むまで、じっくり漬け込みます。
◇こだわりの「らっきょう漬け」
創業80年の羽生漬物店は、現在の店主で三代目となる老舗の漬物店です。
地元の原料にこだわり、製造から販売までを行っています。
特に、「らっきょう漬け」は人気商品で、羽生漬物店の自信の一品です。
行方市は農産物が年間60品目以上の生産を誇る、農業地域です。
その中でも「らっきょう」は、昔から生産されている農作物のひとつです。
ふっくらしていてシャキシャキとした歯ごたえの良さと、粒の大きさは、行方市の土壌とらっきょうの相性が良いので古くから生産され続けているそうです。
羽生漬物店代表 羽生春仁氏
行方市麻生地区の漬物店と言えば「羽生漬物店」と応えるほど、市民の皆さんに知られている漬物店です。その中でも味の良さと歯ごたえの良い「らっきょう漬け」は人気商品です。
そんな市民の味の「らっきょう漬け」について、羽生氏にお話を聞いてみました。
― よく、レストランやファミレスなどで提供されているらっきょうと大きさが全然違いますね。
そうなんです。
品種や土壌によっても違うのですが、行方市では昔から「らっきょう」と言えばこのサイズですね。大粒だから硬いのかな?辛いのかな?と思われる方も多いでしょうが、シャキシャキとした歯ごたえでありながらふっくらとしているので、味もしみこみ大変美味しいですよ。
― 原料のらっきょうは全て行方市産なんですね。
はい。 地元の生産者の方とは古くからのお付き合いをしていて、生産状況もわかっていますので安心して使えますよね。
しかしながら、年々生産量が減っているのが現状なんです。
高齢化に加え、らっきょうは出荷になるまでの手間がかかるんです。手間がかからず生産量も多く、消費者の方も洗えばすぐに食卓に出せる野菜に人気が出るのはごく自然なことですよね。
そんな中で、年間分のらっきょうを確保するのは大変なんですよ。
― そうだったんですね。その中でも、地元産を使い続けているのもこだわりの一つなんですね。
やっぱり、食べて美味しいからね。
…っと、言ってニッコリと笑う羽生氏の人柄にも、美味しさプラスだと思いました。
◇長生きの秘訣は乳酸発酵?
慣れた手つきで、塩漬けしたらっきょうの成型をする。
羽生漬物店の作業場で、羽生氏や奥様と一緒に仕事をしているおばあちゃんは80歳代。
「そんなに頑張らなくてもいいよ」と言っても、時間になると作業場に来て手伝ってくれるそうです。創業者でもあった先代のおばあちゃんは103歳までこの作業場で仕事をしていたというので、もっと驚きです!
「らっきょう漬け」が長生きの秘訣っていうわけじゃないだろうけど、発酵食品って身体にいいのかも知れないよね。
…と、おばあちゃんの隣で話す羽生氏と奥様!
またまた、ここに美味しさプラスです。
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