ふるさと納税で日本を元気に！～鉾田市～

夢現窯「笠間織部ツギハギ鉄絵四角皿+箸置きセット/笠間織部ツギハギ　大鉢皿（1枚）ほか各種セット」

自由で豪快なフォルムが美しい織部焼！　深みのある暗緑色の器で、食卓に華やかな彩りのアクセントを

提供：鉾田市

暗緑色と群青が自然に織りなす美しさ。
「笠間織部ツギハギ　大鉢皿」

「織部焼」とは？　

美濃地方（現在の岐阜県）で作られた美濃焼きの一種です。
美濃焼きには志野焼・織部焼などの種類があり、織部焼は桃山時代（志野焼の後）に作られたと言われています。

千利久の弟子の古田織部が指導して作られた織部焼。奇抜で斬新な形と紋様が特長で、茶器を中心に多くの織部焼が生産されました。
織部焼には、織部黒・黒織部、青織部、赤織部、志野織部があります。中でも緑色の青織部は全国的に知られていて、人気があります。

陶芸家　尾崎髙行氏に「織部焼」の魅力を聞く

夢現窯代表　陶芸家　尾崎髙行（おざきたかゆき）氏

陶芸家　尾崎髙行（おざきたかゆき）氏プロフィール

東京都足立区出身。
小学生のころ地元の児童館で夕方に陶芸教室が開かれていて、そこに集まる方たちの真剣かつ楽し気な様子に興味を持ったのがきっかけ。

当時、東京都足立区では情操教育の一環として各小学校に陶芸窯を導入。各学校の教諭が、子どもたちに指導してくれていました。もともと、ものづくりが好きだったこともあり陶芸の魅力に引き込まれてしまったそう。以来、独学で陶芸を続ける。

2006年に鉾田市に土地を購入し、自ら陶芸工房・窯を手造り。

工房には完成された作品がズラリ！　色々な種類があり、見ているだけでワクワクします。

陶芸作家としてのこだわり

■鉾田市へ工房を構えたのには何か理由がありますか？

「鉾田市には、ご縁がありまして。母親が鉾田市に別荘を購入したこともあり、よく鉾田市に来ていました。工房を作るのであれば、ゆかりのある鉾田市でと決めていました。」

■工房や窯も全て尾﨑さんの手造りとお聞きしましたが、なぜ造ろうと？

「もともと『ものづくりが好き』ということも有りますが、棚ひとつにしても使いやすさ、便利さ、効率よく…しかも低価格でと考えているうちにどんどん作ってしまいました。今でこそ工房らしくなってきましたが、まだまだ完成したわけではなく、もっと理想の工房に近づけていくつもりです。」

■織部焼の美しい緑色や造形について教えてください。

「ゆがみも良しとする造形と鉄絵（鉄を含む顔料で描かれた絵）、釉薬が流れた様子も織部の魅力。自然と対峙するからこそ出来上がる美しさに惹かれます。陶芸は（一）土、（二）焼き、（三）細工、と言われるのですが、土の鉄分や柔らかさ、掘り起こした粘土の層によって、出来上がり具合が全く違ってきます。同じようなものはあっても、全く同じものはない作品が出来上がるのが楽しみであり魅力のひとつです」

出来上がった作品を手に取りながら、楽しそうにお話をして下さる尾﨑さんでした。

■陶芸家　尾崎髙行公式Facebook
■陶芸家　尾崎髙行公式Instagram
■まいぷれ鉾田市

寝ずの番で薪を焚く「穴窯」。深みのある仕上がりに

窯には電気窯・灯油窯・ガス窯から、薪窯の中にも「登り窯・蛇窯・穴窯」など色々な種類があります。尾﨑さんが使用するのは穴窯です。穴窯は作品を焼く焼成室と薪を燃やす燃料室が一体になっており、作品は火前と火裏、熾（薪などの燃えさし）により温度や灰のかぶり具合が異なるので、配置には細心の注意をしています。

薪も入れる順番や置き方を考えて入れ込みます。

木の種類により燃え上がりやすいナラ・クヌギ、燃え切りが良く温度を上げるヒノキ・スギ、油分の多いマツがあります。窯に火入れした初日に1000℃、2日目に1200℃、3日目に1350℃にと3～4日は寝ずの番で薪を入れ続けます。うっかり空気口をミリ単位で動かしてしまっただけで、中の温度が下がってしまうので真剣勝負です。